かみー経理方面の話

2013大卒→従業員数千人&非上場で5年くらい そのあと数万人&上場で経理をした感想をまとめてみるところ

実践 簿記3級の仕訳ができるまで 第150回試験より⑴

 
ひとつの会社で、「経理は任せろ!」と言えるためには、何を知ればいいのか?
このまま、言われた範囲の仕事だけしていて、本当に1人で仕事を回せるようになるのだろうか?
「簿記検定を持っているかよりも、実務経験が大事」、じゃあ実務で新たに知ったことは何なのか?
 
 
その答えとして思いついたのが、「簿記検定で出てくる仕訳は、実務でどういった流れを経て切られるものか」
を人ととおり説明できるようになれば良い、ということ。
 
試しに、過去問から、日商簿記3級を取り上げる。
⬇︎ここに過去問がたくさん載っているようだ
 
なお、仕訳作成問題以外の過去問がぱっと見なかったが、
・売上帳やら仕入帳といった補助簿の記入問題→実際は売上管理ソフト等で管理するので使わない
・勘定科目があって、そこに相手科目と金額を入れる問題&試算表&BSPLを埋める問題→仕訳が分かればそれを足していくだけなので関係ない
ので、無視する。(売上管理ソフトや実務上のBS,PLがどうできるかは、別途まとめる。
 
知らない部分も多いので、妄想が激しい部分は(?)をふることにする。
 
 
では、最近の簿記3級 第150回(2018年11月)より:
 
 
1. 倉庫を建設する目的で、土地 500 ㎡を、1 ㎡あたり ¥ 10,000 で購入した。仲介手数料 ¥ 250,000 は小切手を振 り出して仲介業者に支払い、土地の代金は翌月末に支払うこととした。
 
答え:(土地)5,250,000    (当座預金)250,000
                                          (未払金)5,000,000
 
実際にある取引なのかも知れないが、以下のような疑問はある。
・今更、小切手なんて面倒なものを使うのか?(銀行ならデータのやり取りで済むし、小切手の紙があると、不正を防ぐために金庫にしまっておいて、上司の承認を得ないとウンタラカンタラ、というルールが必要になる)
・仲介手数料だけ分けて払うものなのか?
 
ともかく、この事象が起こる流れを想像してみる。
 
1:経営層が倉庫の必要性を理解したので、総務部門に土地を購入するよう求める
2:総務部門は、指示された土地が、なんかヤバイこと無いよね?というのを、Googleストリートビューを始め登記情報、あるいはもっと・・・?調べ、
  大丈夫そうなら購入の手続きを進める。(?)
3:概ね500万円ほどで購入できる見積もりが取れたので、会社で経営層への報告を兼ねて、申請をあげて承認を求める(紙で出してハンコを押してもらう会社もありうる、が大きい会社ほど稟議orワークフロー?のシステムがあり、社内サイトで以下のような申請文を登録すると、上司やその上の役員が順番に確認、承認ボタンを押していくということが多そう)
 
 
  〇〇執行役員
                      xx株式会社 総務部長 AAA
  「〇〇倉庫用土地の取得について(お伺い)」
  今般、生産能力増強に伴う部品在庫保管のため、倉庫用土地を取得したく、以下の通り申請いたしますのでご承認のほどお願い申し上げます。
 
  住所:xx
  見積購入価格:500万円(ただし、諸経費として仲介手数料250,000円)
  現土地所有者:
  引き渡し日:
  
  売買契約書については、添付の通りとなります(法務部確認済み)
  建設予定となる倉庫の設計仕様についても、ご参考として添付しております。
 
  以上
 
 
4:社内の承認手続きを済ませた総務部は、経理部門に振り込んでもらうため、不動産会社にもらった振り込み先の情報がある紙と、
  承認をもらった時の↑の申請書を証憑(エビデンスとかいう会社も?)をまとめる。
  経理から、支払いが必要な時用の申請フォーマットが用意されているので、それに記入する。
 
  
  <支払依頼書>
  
  記入日:2019/02/24 
  計上月度:2019年2月度
  計上科目:土地
  振込指定日:2019/2/28
  振込先口座番号:xxxxx
  金額:5,000,000 
  摘要:倉庫用土地の購入
  稟議承認番号:xxxxxx
 
  本当はもう少しいろいろあった気がするが・・・
 
5:経理部門は、支払依頼書と証憑をチェックし、未払金台帳(といっても、エクセルやシステム管理で、何日にどこにいくら振込するのかのデータ)に登録し仕訳を入れる。
  というか、未払金台帳に今月登録したものを、月末に相手科目ごとに集計してまとめて仕訳することもある。
  し、仕訳を入れるときに同時に振込日などもインプットして、自動連携で未払金台帳ができたりするケースもあろう。
 
6:経理部門の現金出納の担当者は、5、10日や月末になると、その日に支払うものを未払金台帳から抽出し、FBデータを作成し、上司の承認を得たうえで振込処理を行う。
  (FB=ファームバンキング 以下のサイトにあるようなデータを作成し銀行に送ると振込できる・・・個人でもネットで振込処理ができたりするが、その処理が土地とか以外にもたくさんの商談の仕入れ代金など大量にあるので、それも含めて未払金台帳のようなものに集約し、まとめてデータを作って処理することが多い)
 
  経理部門の現金出納の担当者は、FBデータを銀行に送信するとともに、払った金額分(未払金)xx(現預金)xxの仕訳を入れる・・・と思ったがこれは問題の事象の範囲外だった。
 
7:小切手については、小切手にいろいろ書いて(?)不動産会社に渡す。不正の元にならないように、経理が現金書留等で送る(?)
小切手はちょっと見たことがある程度で自分で振り出したことがないので以下あたりで勉強・・・
 
8:支払依頼書は、普通他にもいろいろな経費の処理(旅費とか、設備、備品・・・)で、大量にある。
  支払依頼書に書いてあった計上科目ごとに集計し、まとめて(土地)xx(未払金)xxの仕訳を入れる。
  実際には
  (土地)xx     (未払金)xx
  (交際費)xx
  (旅費交通費)xx
  (消耗品費)xx
  (通信費)xx
   ・・
   ・
   等、何行もあるだろう。
 
   会計システムには、「部門コード」といったものを入れることで、部門ごとにいくら経費を使ったか集計する機能もあるので
   部門ごとにデータを入れるとなおさら100行を楽勝で超える会社も多いだろう。
 
 
 
 
仕訳問題は一度の試験に5個出るが1つで疲れたので、また残りは今度書こうと思う。